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すみれ組 くーちゃんとわーちゃん

2024.06.11

このクワガタは何ていうクワガタかな?

クラスの保護者の方から、クワガタを2匹いただき、すみれ組で育ててみることにしました!

クワガタの絵本を近くに置いておくと、「何クワガタかな」「これ二匹一緒に居ると弱い方食べられるかも!」と虫が大好きな子どもたちがたくさん集まってきました。

近くに絵本を置いて置くことで子どもたちの興味もさらに広がったり、わからないところは年中さんや年長さんのお兄さんたちが読んでくれたりと異年齢での関わりも見られました。

2匹いると喧嘩しちゃうからお部屋を分けよう!

お兄さんに教えてもらい、絵本も見ながらもう一つのお家をつくることにしました。

「カブトムシの土ってなんだろう!」「長谷川先生に聞いてみてくる!」と張り切ってお家づくりしています!

「土はこのくらい?」「なんか冷たいね」と感触も楽しみながら一生懸命お家づくり。

この木どうかなぁ、、、

園庭にはあまり太い木は落ちておらず、バス運転手さんの加藤さんに聞いてみると、「これはどうかな?」と箱に入った切り枝を見せてくれました。

「この木ならいいかなぁ」「こっちの方が大きいかも」と真剣に木を選びます。

その真剣な姿から、生き物への大きな思いやりを感じられますね。

ダンゴムシのお家も作ろう!

今までダンゴムシを集めることを楽しんでいた子どもたちですが、段々と変化が見られてきました。

「ダンゴムシは白い砂は嫌なんだよ」「ダンゴムシはコンクリート食べるよ!」「暗いところが好きなんだって!」大好きなダンゴムシの知識もどんどん増え、捕まえておしまい!ではなく、生き物への興味の深まりや思いやりが見られるようになってきています。

見て!これダンゴムシが食べた後だよ!ダンゴムシは枯れ葉を食べるの!

ダンゴムシのお家を作っているときに年少さんが「葉っぱ食べるんだって!」と緑色の葉っぱを入れていると「違う違う!こっちきて!ダンゴムシはこういう茶色い葉っぱを食べるの!」「見て!ここ食べてるでしょ?」虫博士の年長さんのお話に子どもたちは興味津々。

たくさんお話しを聞き、石探し、枯れ葉探し、ダンゴムシ探しと大忙し!!

ダンゴムシさーん!ご飯あるよ〜!

「先生!ダンゴムシはくらいのが好きだから暗くしてあげないと!」などと、子どもたちと一緒になって作りようやっとダンゴムシのお家が完成!

「ダンゴムシのお家って書いておかないと!」「壊さないでって書いて!」と愛着たっぷりなお家が出来上がりました。

登園してすぐ「ダンゴムシいた!」と嬉しそうに教えにきてくれたり、ダンゴムシに会うことを楽しみにしたり、外遊びの途中でも気になって見にきたりと大切に育てています。

生き物への想いの変化が見られてきた子どもたちだからこそ、クワガタもダンゴムシもこんなに大切に愛着を持ってお世話を楽しんでいます。子どもたちの興味を大切にしながら、身近な生き物を通して生き物への思いやりが育っていくのですね。