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9月誕生会

2024.10.02

楽しみにしていた9月生まれの誕生会です。

幕が開くと嬉しそうな顔や照れくさい顔…さまざまな表情を見せてくれた9月生まれさん11人と7月生まれさん3人。総勢14人の子ども達は、ちょっぴり緊張しながらもカッコイイ姿で張り切ってインタービューに応えていました。

誕生日インタビュー。年中さんは「好きな遊びは何ですか?」の問いに「ぬりえです!」「わたしもそう」「わたしも!!」と大人気でした。年長さんには「大きくなったら何になりたい?」と聞いてみると、「おまわりさん」「アイドル」「ケーキ屋さん」等など。それはそれは個性的な夢を応えてくれました。

虫の音がきこえ月が美しい季節に生まれた9月生まれさん。舞台の上もお月見らしい十五夜のシックな飾りです。

誕生会の先生たちのお楽しみプレゼントも『和尚さんとカエル』という十五夜の季節の劇でした。

山の上に、小さなお寺がありました。お寺には、食いしん坊の和尚さんと、元気な小坊主さんが3人いました。ある日のこと、和尚さんは村のおよねばあさんの家へお経をあげに行くことになったのです。

小坊主さんは、お留守番。お寺の庭をきれいに掃除して和尚さんの帰りを待っていました。和尚さんはお経をあげると、そのお礼におよねばあさんから美味しいおまんじゅうを貰って帰りました。

帰りを待っていた小坊主さんに「早く寝るのだぞ」と言い聞かせる和尚さん。こっそり覗いて見ると、美味しいおまんじゅうを独り占めして食べているではありませんか!

翌日も村にお経をあげに行く和尚さん。残しておいたおまんじゅうを誰かに食べられないようにおまじないを掛けて出かけて行きました。

『いいか、まんじゅうよ、まんじゅう。誰かが蓋を開けたらカエルになるのだぞ。わしが開けたらまんじゅうに戻れよ。』…と。

小坊主さんたちは、和尚さんの居ない空きに、まんじゅうを食べてみました。

その美味しいこと!美味しいこと!! 重箱はあっという間に空っぽに。

「どうしようか…。和尚さんに見つかったら怒られるぞ!」見ている子ども達も 心配そう。

コショコショ…小坊主さんたちは皆で相談。

「そうだ!ひらめいた~」と言って、カエルを捕まえ、重箱に隠したのです。

村から帰った和尚さんは、さっそくまんじゅうを食べようと重箱を開けた途端!ケロケロ! ゲコゲコ! ピョンピョン!! 出て来る出て来るカエル達。

「わしじゃ わしじゃ、早くまんじゅうに戻れよ。」と、大慌ての和尚さん。       

                 

カエルに変身してくれたのは、お誕生日のお友達でした。

この勝負、小坊主さんとお誕生日の子ども達の勝ちー!! お・し・ま・い